レーサーたちがヘルメットをどれほど大切にしているかは、数年間使われたヘルメットがまるで新品のような状態で保たれていることからもわかること。
それほどまでに、『スピード』の世界を生きる人にとって、一つのヘルメットは唯一自分を守ってくれる相棒のような存在なのでしょう。
レーサーにとって大切な相棒。それなら、それらを運ぶためのキャリーケースはどうあるべきでしょうか。答えは明確です。
求められるのは、ヘルメットをプロテクトすることを一番に据えたキャリー。『PROTEX
Racing J』は、デビュー初年度に全日本選手権でにおける2つのカテゴリーで優勝するなど、天才ライダーと謳われた宮城光氏にアドバイスをもらい、作られた二輪レース専用のキャリーケース。「ヘルメットを傷つけないこと」を一番に考え、何にも傷つけられないよう頂点にヘルメットを置くという大胆な発想で独特の形が誕生しました。
スピードの世界に生きるレーサーにふさわしく、流れるようなラインのボディ。その姿だけではなく、街中でもサーキットのレーサーのように軽快に持ち運べるよう軽量ポリカーボネイトを使用しました。
レーサーたちは、サーキット場でだけレーサーなのでしょうか。そうではありません。
彼らのレースはきっと、その場からはじまっています。